前回は古文の熟語で「な・・・・・そ」というのを説明しましたが, ついでに「な・・・・そ」に似たもので「・・・を・・・・み」というのがありま
す。これは「・・・が・・・・ので」という意味です。
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
われても末に あわんとぞ思う
この歌は崇徳院の歌です。百人一首にも載っています。
浅瀬の流れが速いので 岩に邪魔されて 流れが二つに分かれても すぐに元の流れとして一つになるよだから私たちも今は邪魔されて別れ別れになっても いつかは きっと 添い遂げることはできるよ といった意味です。この表面上は何気ない自然を詠っているだけでも その裏には熱烈な 恋心が流れているので。・・・・・何か いい感じですね。日本の文化には かつては このようなすばらしいものがあったのです。しかし歴史を検証するに それもたった40~50年ぐらい前までは このような 含みをもった会話が成立していたようなのですから もったいないですね。やはり このようなことは できるだけ継承したいものです。
では早速 今日 家に帰って「今日は すしをうまみ、帰宅が遅れた。なおこりそ」と奥さんに言い訳してください。たぶん 許してもらえますよ。ただし、上にぎりのおみやげが、必要条件です。・・・・・・・・検討を祈ります・・・・・。
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